「JASHの日」スタディグループ報告
JASHスタディグループ(2011~2014)は、3月17日第29回「JASHの日」に行われた第15回AMASC世界大会報告会に於いて、発足から3年間の活動を報告し、全ての活動を終了しました。昨年(2014年)12月に宮代会館で開いた打ち上げ会をもって解散したスタディグループですが、「JASHの日」には43人のメンバーの殆どが参加しました。客席での参加は勿論、受付はじめお菓子の提供、お茶会やミニバザーの担当など、そこここでJASHに協力するメンバーの姿が見られ、懐かしい再会がありました。スタディグループ活動を通して築かれた繋がりを確認し合いました。
当日の報告のあらましをお知らせします。
1. 2011年10月の発足から2014年のアリゾナ大会に至るまでの概要説明
(山岡靖子小み38・宮20)
①2010年12月パメラ・スナイダーがテーマ「心を一つにして耳を傾けよう」
を掲げてAMASC会長に就任。
②2011年10月JASHスタディグループが発足。
8同窓会からの参加者は最終的に43名となる。トピックに従って3グループに分かれ、
隔月開催の例会で、各グループのリーダーのもと熱心に勉強会を行う。
Sr. 寺田(ド1・宮9)、Sr. 増田(小み26・宮8)による講話会を開催。
③2013年3月スナイダー会長を迎えた「JASHの日」に中間発表を行い、アリゾナでの
再会と最終発表への期待を寄せられる。
④開催地アリゾナについて調べる一方、各グループで最終発表への取り組みが始まる。
⑤2014年4月最終例会に新任のJASH会長、副会長を迎え、3グループが最終レポート
を発表。
3グループのリーダーと話し合い、大会に向けてJASHスタディグループとしての統合
レポートを作成することと発表者を決める。その後、プレゼンテーションのための
パワーポイント原稿を作成。
⑥同年6月開催の「ヤングアラムネとスタディグループの集い」でレポートを披露。
(英語)
その後も原稿を何度も練り直し大会の準備を整える。
⑦同年11月、43人のメンバーの思いを携えて10名のメンバーが大会に参加。
大会2日目の11月7日、プレゼンテーションを行い、参加者全員から絶賛される。
2. 3グループのリーダーから活動に参加しての感想
①“Listening with One Heart to the Voice of the Poor”
(前田八千代 真1)
身近な問題として貧困問題に向きあう機会を得た。
日本人にとっては精神的な貧困が深刻な問題であったが、今では経済的貧困層も増え
続けている事実を知った。
リーダーを引き受け必死に勉強し大変だったが、学ぶ楽しさを思い出し、新しい仲間
も増えJASHの一員であることを再認識した。
②“Listening with One Heart to the Concerns of Others”
(松本澄子 み55・宮24)
相互理解の難しさは育った環境の違いが影響することに気付き、サブテーマ
”Discussion between Cultures” に注目した。
西欧文化の影響が色濃いキリスト教教育を受けて育った私たちは古来の日本文化を
勉強する必要を感じ、心の奥底にある思いを語り合った。
日本人の特性について掘り下げたことが他国の同窓生に受け入れられるか懸念した
が、大会に参加してJASH Study Group の発表の内容の深さとプレゼンテ―ションの
素晴らしさに賛辞を頂きその不安は払しょくされた。
③“Listening with One Heart to the Dialogue between Religion and Science”
(辰野しげみ 宮24、 代読:六本木真美 小み52・宮34)
アリゾナ大会で、JASHスタディグループの発表が参加者の驚嘆を呼ぶ程の評価を得た
ことを目の当りにし、チームの一員として誇らしく思う。
科学と宗教の関係は、今後の世界にとって重要なキーワードであり続けるため、スタ
ディの機会に蒔かれた種を大切に育てて行きたい。
同窓会は生涯の学びの場であると後輩に伝えたい。その一つであるスタディグループ
に参加できたことに心から感謝している。
3. アリゾナ大会に於ける発表者、岡村 香(み68)によるJASH Study Group の
プレゼンテ―ション
大会で発表した原稿を日本語に書き換えて発表。パワーポイントのスライドは大会の臨場感を再現するためアリゾナで上映したものをそのまま使用。
この発表に終了後の茶話会で数えきれない称賛が寄せられた。
終りに
かつてはAMASC大会に於いて重要な役割を果たしたスタディ活動ですが、近年忘れかけられていました。そんな中、スタディの発表の場を設けるとの英断をしたスナイダーAMASC前会長の期待にこたえ、世界の同窓生にスタディの大切さを再認識してもらうことができた事をたいへん嬉しく思います。
それと同時に、熱心に勉強を続けた43人のメンバーの思いを世界に伝えることができ、無事責務を果たせたと安堵しています。
43人が最後まで一つになれたのは、常に「AMASC大会での発表」という目標があったからではないでしょうか。
3年間の活動を終えた今、スタディグループ立ち上げからAMASC大会での発表を経て最終報告まで、常に共に考え、働き、支えてくれたJASH役員、そしてメンバーの皆さんに、深く感謝しております。ありがとうございます。 委員長 山岡靖子 記
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