スタディグループ 第8回ミーティング報告

2013-07-22

JASHスタディグループは3月20日「JASH の日」にAMASC会長ならびにASCA会長を迎えて第1回から第6回までのミーティングの中間発表を行いました。4月からは新しいメンバーも加わり 2014年11月に開催されるAMASC世界大会に向けて後半の取り組みを開始しました。 6月のミーティングでは大会開催地であるアリゾナ州スコッツデ―ルについてもグループ毎に調べ、興味深い情報を交換しました。今後は2013年10月、 2014年2月・4月・6月の第4火曜日に開催を予定しています。

 

各グループの発表

第1グループ

テーマ Listening with one Heart to the voice of the poor

これまで物質的貧困とその救済について読書やシスター寺田のお話を通して考えてきた。 同時にその救済のために努力する卒業生達が身近に存在することを知 り、無理のない協力ができることを知った。「苦しむ人達の存在を忘れないでいることだけでも意味がある」とのシスターのメッセージを大切にしたい。
一方あふれるほどの物に囲まれながら心が満たされない日本人。幸福度ランキングが先進国ワースト3の日本。精神的貧困に焦点を当てながら日本人の希薄な宗教観と道徳教育の必要性についてのスタディを続ける。

*課題図書『自分の財産』曽野綾子

第2グループ

テーマ Listening with one Heart to the concerns of others

シスター増田のご講話を伺い、中間発表に向けて神道が土台にある日本の風土について調べてきた。今後は日本の神と西洋の神との違い、神道と結びついている 皇室、他国には見られない日本の伝統について、聖心の教育によって育まれた視点から勉強しAMASCのテーマに近づく。

*参考文献 『文芸春秋2012年12月号』〈日本人のための宗教〉山折哲雄・池田潤

第3グループ

テーマ Listening with one Heart to the dialogue between religion and science

『宗教と科学の接点』河合隼雄 を読んで感想を述べ合う。
西洋は自然を支配し、日本は自然と親しむ。西洋の科学で説明できないことでも日本人はあいまいなまま受け入れ、宗教を持たなくても日本人でいることで存在できる。
『村上春樹 河合隼雄に会いに行く』新潮社文庫
西洋の近代文明は絶対神の意志を知るために科学を築き上げた。 しかし、デカルトによる心と物の明確な切断により人間にとって大切な魂が消えた。そこで科学とは何かを考察する。

*課題図書『人間にとって科学とは何か』村上陽一郎

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スタディグループ委員長 山岡靖子