第30回「JASHの日」開催報告及び御礼

2016-03-29

 

第30回「JASHの日」を、2016年3月15日に、シスター方、校長様方、在日AMASC会員の御来賓を含め179名の参加者にお集まりいただき、開催することができました。

今年度の「JASHの日」はシスター田中玲子による開会の祈り、シスター新庄美重子の開会の辞、中山洋子会長挨拶に続き、講演、委員会・同窓会活動報告、JASH役員交代のお知らせを行いました。

現AMASC執行部の掲げるテーマ「ソフィの遺産、世界への贈り物 ~聖マグダレナ・ソフィアの遺されたもの~」への理解の一助となるよう、2014年度さくら奨学金奨学生であり、現在も日本学術振興会特別研究員として京都大学大学院後期博士課程で、19世紀のフランスの女子教育を専門に研究を続けている若い同窓生の山内由賀さん(小み77、宮59)を迎え、「フランス女子教育における修道院寄宿学校」についての講演をしていただきました。革命に始まり、めまぐるしく政権が交替していたこの時期のフランスでは、修道院運営にも女子学校運営にも大きな困難が伴っていたこと、その社会的背景の中で現在にも通用する教育理念を確立し、世界に広がっていった聖心会と学校についての講演は興味深く、参加者の皆様は熱心に聴き入っていらっしゃいました。

2年ぶりにJASH委員会委員長、同窓会会長にそれぞれの会の活動をご報告いただきました。札幌や小林からも会長が駆けつけてくださり、本部での活動をご紹介くださいました。所属同窓会以外の活動も知ることのできる機会となり、統合同窓会としての役割を果たせました。
最後に、2016年度からの新しいJASH役員会メンバーの紹介をして、閉会しました。

宮代ホールロビーでは「JASHの日」30回を振り返る展示が行われ、ブルーパーラーでの茶話会、グリーンパーラーでのミニバザーとともに、「JASHの日」に彩りを添えました。それぞれの会場で、思い出話に花を咲かせている方、久しぶりの再会を喜んでいる方たちが見受けられ、創立者の「聖心は一つの家族です。」とのお言葉を実感できる会となりました。

ご出席くださった皆様、準備と運営に携わってくださったボランティアの皆様に心より感謝いたします。