英国JASH会員の集い 春の親睦会(2014年4月24日開催)

2014-07-05

英国JASH会員の集い(通称:英国聖心同窓会)の春のお集まりでは、みこころ会40回生喜谷昌代様の50年に渡るボランティアのライフワークについて、素晴らしいお話を伺うことができました。

1964年美智子皇后陛下のお勧めで日本赤十字に所属された後、世界6カ国の赤十字で活動。ベトナムでは戦火の中救急看護に当たられたり、ドイツでは活動のためにドイツ語を短期間で必死にお勉強され、就かれた刑務所でのお仕事では怖くて震えが止まらなかったり。ボランティアへの真摯な姿と経験談に会員一同熱心に聞き入りました。

現在の主な活動は不治の病を持つ子供達とその家族へのサポートです。通常親から引き離され病院で最期を迎える子供たちがそのひと時を家族と過ごせること、またそんな子供達を一週間から10日間預かり、病院や自宅とは別に、子供らしく、良い時間が過ごせる「楽しいおうち」を創ることが目的です。無休看護を続ける家族の方達の安息も重要だとのこと。喜谷様は英国の同じ状況の子供達を連れて来日、病院や医師たちに訴え、法律の壁や資金繰りを乗り越え、間もなく世田谷区国立成育医療研究センター内に施設が竣工する運びとなりました。

喜谷様が触れられた人々の心に灯された光が世界中で受け継がれているように、日本でも多くの方が賛同下さる事をお祈りしています。
この活動にご興味のある方は、JASHにお問い合わせください。喜谷様の連絡先をお知らせいたします。

                         トンプソン久仁子(小み57、宮39)