聖心会総長シスターコーナンを囲んで ― 管区長館でのお茶会

2014-05-02

広尾の大学キャンパスが満開の桜で美しいこの4月に、聖心会総長シスターコーナンが来日されました。ローマから同道された総長顧問のシスターキム スーク ヒーと共に日本中の姉妹校を回られるというお忙しい日程の中、JASH 理事会のメンバー総勢19名は、4月14日に日本管区管区長シスター新庄のお計らいで管区長館にお邪魔させて頂きました。

JASH の成り立ち、組織、日頃の活動について簡単に紹介するパワーポイントのプレゼンテーションを見て頂き、3つのグループ(各同窓会の代表9名、JASH委員会委員長3名、役員7名)に分かれての自己紹介をしました。管区本部のシスター方がご用意下さったサンドイッチやお菓子を頂きながらの談笑のひと時のあと、シスターコーナンは私たち一人ひとりに聖心で授けられた教育の中で最も印象深いものは何かと尋ねられました。出身姉妹校も年代も異にする理事会メンバーがこもごも語る言葉には驚くほどの共通性があり、その根幹をなすものは、学校時代に目の当たりにし、そこから多くを学んだシスター方の「献身」、身を粉にして示された「人のために」という奉仕の精神に他なりませんでした。

聖心会がフランスで創立されて100年を経た20世紀初頭に、オーストラリア管区から来日された数人のマザーによってこの日本の地に蒔かれた種の確かな実りの中で、私たち卒業生も又創立者の描かれたヴィジョンの一端を担うことが出来るとすれば、同窓会の果たす役割は何なのか、思いを巡らしながら管区長館を後にしました。

この得難い経験を可能にして下さったシスター新庄、管区本部のシスター方、そして貴重なお時間を下さったシスターコーナンとシスターキムに、JASH理事会メンバー一同心より感謝申し上げ、今後の同窓会活動の糧としたいと思っております。