東日本大震災オール聖心ミサの報告

2011-07-03

日本聖心同窓会(JASH)は、去る6月25日(土)15:30より、聖心女子大学聖堂において、東日本大震災の犠牲者と被災者のため、ま た日本の復興を願うため、ミサを開催しました。ドナル・ドイル神父司式の下、シスター方、同窓生とその家族、在校生など350名を超える参列者がありまし た。被災地域からも同窓生3名が参加されました。

 

聖心女子大学グリークラブOG会の美しい歌声に始まったミサでは、聖書朗読をみこころ会の崎川由美子さん(前会長)、共同祈願を、被災地在住者 代表として児玉優子さん(宮代会東北支部長)、宮代会の村上直子さん(会長)、三光会の平泉由香さん(会長)、ISSHアラムネの小暮ナタリーさん(会 長)が行い、続いてAMASC会長パメラ・スナイダーの祈りもJASH書記岡村香の代読により捧げられました。また、茂仁香会の佐々木美彩子さん(東京支 部長)、真理茂会の前田八千代さん(東京支部長)、ドゥシェーン会の大瀧信子さん(会長)、小林みこころ会の浅香真理子さん(東京支部長)により、参列者 全員が署名したカード、震災直後よりAMASC加盟国から寄せられた多数のお見舞いメッセージ、共同祈願の5つの祈りが、一致の心を象徴するものとして奉 納されました。

ドイル神父様はお説教の中で、祈り、ボランティア、寄付などのほか、今、日本の私たちにできるもう一つの大切なことは、絆を結ぶこと―ひとりひ とりの中にいらっしゃる神とつながり、すでにある絆を強め、新しい絆を結ぶこと―である、と説かれました。参列者一同改めて、神の前に集い、聖心の絆を確 かめ、祈ることの意義深さを実感しました。お話の途中、にわかに聖堂の窓から幾筋もの明るい光が差し込んだときには、天からのメッセージかのように感じら れ、大変感動的なミサとなりました。

ミサの後には、パーラーで、ホスピタリティー委員会が準備したお茶会が開かれました。委員やボランティアの方々の手作りのケーキを囲んで、被災 地在住の同窓生から様子を聞く方々、久しぶりの再会に笑顔がこぼれる方々、神父様、シスター方と懇談する方々の姿が見られ、中止になった今年度のJASH の日にかわる同窓生交流の場となりました。

今回のミサは、昨年12月、就任直後のAMASCスナイダー会長から発表された「心をひとつにして耳を傾けよう」というテーマのひとつの具体化 として企画したものです。聖心関係者皆様の温かい気持ちと奉仕の精神に支えられ、準備、開催、祈り、すべてにおいて「ひとつの心」が実践されました。快く ご協力くださったシスター田中玲子、シスター岩井慶子をはじめとするシスター方、素晴らしいミサを上げてくださったドイル神父様、それぞれの役目を果たし てくださった8同窓会の代表、美しい聖歌を捧げてくださった聖心女子大学グリークラブOG会、出席者の人数がつかめないまま準備に奔走してくださったホス ピタリティー委員会、準備段階から陰で大きな力となってくださった各同窓会からのボランティアの皆様、そして、お忙しい中、参列してくださったすべての皆 様に、JASH役員一同、言葉では言い尽くせぬ感謝の念を込めて、ご報告申し上げます。

共同祈願

1.被災地在住者代表

過酷な自然環境のもと、日々つつましく暮らしてきた東北の人々へ降りかかった今回の災害。 被災地で暮らす私どもの周りに広がる余りにも厳しい現実。その中で心が折れかけている人々と共に祈り、共に希望の光を見出すことができますように。

2.宮代会

今回の震災で、多くの方々が、恐怖の内に大切なもの、家族、親戚、友人、家、仕事などをなくされました。
今も なお 余震や放射能など、目に見えない不安と戦っておられます。
それにも拘りませず、東北の方々はご自身より隣人、知人のことを気遣われ、日々を過ごしておられます。
主よ、そのように人を思いやる気質にあふれた方々に、強い希望、信じる力、そして平安をお与えください。
また、この震災に際し、各自ができる限りのことをいち早く行動にうつして被災された方々の力になろうとしている全ての聖心の卒業生、関係者にもさらなる勇気と力をお与えくださいますように。

3.三光会

人間が成長する最も大切な時期に、大きな試練に立ち向かわなければならなくなった子供たちのために祈ります。
地震、津波で家をなくしたり、両親がともに亡くなったり、行方不明になったりした子供たちに その大きな悲しみを乗り越えていける 勇気と希望を与えてください。
子供たちの傷ついた心が1日も早く癒され、かつての笑顔が戻りますように。

4.語学校・ISSH

世界中の同窓生から届いた沢山の応援のメッセージや祈りによって、東日本大震災の被災者、またボランティアの皆様が、慰められ強められますように。

5.Pamela Snyder, AMASC President

CALL: Wherever Hearts Break and Tears flow
and people bend beneath heavy burdens―
RESPONSE: God is listening.

CALL: Whenever Nature turns against us
and tears us from our homes―
RESPONSE: God is listening.

CALL: Whenever Life is Lost
and mourning seems unending―
RESPONSE: God is listening.

CALL:Wherever people must leave what was
and walk into an unknown future―
RESPONSE: God is listening.

CALL: Wherever people endure loss
while sacrificing for the sake of others―
RESPONSE: God is listening.

ALL
Lord God, you who have created the Universe and set in motion the laws of nature, we feel betrayed, we feel saddened by our great losses. (pause)
We implore you. Help us, to hear your voice.
We listen but in our pain we strain to feel your calming presence.
Please send your Holy Spirit to lift our Hearts.
Please comfort us, so that we, your children of the Sacred Heart, may once again be confident and happy.

AMEN