堀田公子(みこころ48、宮代17)
2010年度、私ども日本聖心同窓会(JASH)役員は、国内では、所属8同窓会がそれぞれふさわしい活動を続けることができるよう側面からサポートすること、同窓会相互の交流を深めること、またJASHの存在をより広く知って頂くことを目標にして、JASH理事会とともに活動してきました。国外に向けては、4月にマルタで開かれた第14回世界聖心同窓会(AMASC)世界大会に参加、また12月にはジュワニーにおけるAMASC臨時各国会長会議に出席しました。このような毎日の職務を夢中で果たしておりますうちに1年が過ぎました。正確には、3月の理事会(3月15日)、JASHの日(3月16日)で2010年度のJASHの活動は完結するはずでした。ところが、3月11日突然大震災が起こり、私どもの1年は全く予期せぬ終わりを迎えました。広域にわたる甚大な被害の状況が刻々と明らかになるなかで、JASHを構成する8同窓会、またすべての聖心関係者が心を一つにして、東日本大震災義援金の募集を始めました。落ち着かない気持ちで過ごす毎日の中で、このことによって統合同窓会としてのJASHの存在意義を確かめられたのは、せめてものうれしいことでした。また、地震、津波発生直後から、パメラ・スナイダーAMASC会長ほか、AMASC加盟国の方々から続々とお見舞いのメールが寄せられました。200年以上も脈々と受け継がれ、世界中に広がる聖心家族の絆の強さと優しさを感じております。
新しい年度の初めにあたり、JASH会員皆さまの前年度のご協力に心から感謝申し上げるとともに、これからの1年がすべてのJASH会員にとって、また日本全体にとって、よりよい年になりますよう願っております。
JASHは Japan Alumnae Association of the Sacred Heart(日本聖心同窓会)の略で現在日本国内に8つある聖心同窓会を統合した組織です。
1958年、第二次世界大戦後の混乱から平和が取り戻されつつあるころ、ヨーロッパを中心に世界聖心同窓会(AMASC)の結成が呼びかけられ、それに呼応して1964年に日本の窓口として統合同窓会JASHができました。その後AMASCとの関係を深めていく中、1986年3月第8回AMASC東京大会が「異文化間の対話」をテーマに開催されました。これはアジアで初めてのAMASC大会であり、開会式の行われた3月16日を記念して「JASHの日」が定められました。
AMASC(世界聖心同窓会)はAssociation Mondiale des Anciennes et Anciens du Sacré-Coeur
の略で世界36カ国の聖心同窓会が所属する同窓会として唯一といってよいグローバルな組織です。1965年ブラッセルで開かれた大会を機会に国際組織として認められました。
日本の聖心各姉妹校の卒業生は皆JASHの会員であり、JASHを通じてAMASCに所属しています。

JASHは、現在日本国内にある8つの聖心同窓会の交流をはかっています。同時に日本で100年以上教育活動を行ってこられた聖心会の活動を支援する役割もおっています。またJASHは積極的にAMASCの活動に参加しています。
JASHホスピタリティー委員会は1964年JASH発足以来、すでに胎動を始めていたAMASCのホスピタリティーネットワークの一環として活動しています。
委員会は現在、委員長、副委員長を含め7名で、JASH会員有志(登録制)とその知り合いの方々のご協力を得て、海外からのAMASC、聖心関係者来日に際して、歓待し、便宜をはかっています。また、JASH会員の海外渡航に際しても、他国のAMASC会員との交流が円滑に進むよう協力しています。
その他主な活動としては、毎年3月16日の「JASHの日」の食事とデザートを用意し、在日AMASC会員(日本在住の海外の聖心卒業生)を招待し、その招待状を作成し発送しています。
又、AMASC会員である事を証明するAMASCインターナショナルパスポートを発行し、2006年12月には新しいボランティア会員名簿を作成し現在に至っています。
JASH ホスピタリティー委員会は常に聖心関係者のニーズにお応えできるように待機しています。
20代から40代の若い同窓生(ヤング・アラムネ)に、日本聖心同窓会(JASH)のこと、世界聖心同窓会(AMASC)のことを知っていただくために、1986年に発足いたしました。これは、4年に一度、世界のどこかで開催されるAMASC大会が、その年に東京で行われたことを記念しています。
委員会発足以来、若い世代の同窓生に対して、さまざまな機会を設けてきました。「お勉強会」というより、「楽しいイベント」を行っております。たとえば今までには、映画鑑賞会やティーパーティー、同窓生有志による手作り食事会を開催しました。こうしたイベントでは、卒業校や年齢の違いを超えた交流もできるので、聖心の卒業生であることをあらためて実感できる場ともなっています。
また、ニュースレター『聖心ファミリー通信』を不定期で発行し、メールアドレス登録者に配信し、一部の同窓会ホームページでの掲載もされています。
2010年4月には、さらに幅広い聖心同窓生と出会える機会である、第14回AMASC大会が、地中海のマルタ共和国で開催されました。詳しくは、「トピックス」のページをご覧下さい。
JASH資料委員会は、1990年にAMASCコスタリカ大会に向けて活動していたJASHスタディーグループの提案により発足しました。日本国内の聖心各学校や同窓会に関する歴史的資料を収集・保管しており、その目的は資料を通して聖心会創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの精神を次の世代に伝えていくことです。
これまで写真、証書、教科書、印刷物、刊行物、制服、校章、など約2300点余りの資料が集まりました。それらを整理し、一点ずつ情報を記載して目録カードを作っています。また、機会や依頼があれば、各学校や同窓会などのイベントで展示を行なっています。2009年3月20日の「オール聖心ホームカミングデー」においては聖心の100年の歩みをテーマに展示を行ない、皆さまにご覧頂くことができました。
1994年に4年の歳月をかけて作成した年表「日本国内聖心女子学院の歩み」を発行しました。その後、2回改訂を行っています。また、活動の一つとして行なっているシスタースや先生方、同窓生への「聞き取り」の一部をまとめ、冊子「語りつぐこと」第1集、第2集を発行しました。現在年表と冊子第2集を販売しております。
今後も引き続き資料の収集・整理・保管を行なっていきますが、委員の記憶のみに頼らず、資料の把握や検索を常に可能にするためにデータ化を進めています。
皆さまのお手元にも、学校時代の品物が眠っているのではないでしょうか。処分なさる前に資料委員会を思い出して頂き、是非「お問い合わせフォーム」へご一報くださいますようお願いいたします。
※刊行物の販売について
年表「日本国内聖心女子学院の歩み」・・・・1500円(年表は冊子と同封はできません)
冊子「語りつぐこと」第2集・・・・・・・700円(発送の場合は1000円)