組織について

日本聖心同窓会(JASH)とは

日本聖心同窓会は、現在日本国内に8つある聖心同窓会の統合組織です。”JASH”は 、”Japan Alumnae Association of the Sacred Heart”の略です。

1958年、第二次世界大戦後の混乱から、世界が平和を取り戻しつつあるころ、世界各地の聖心卒業生がベルギーに集まり初の国際的な同窓会が開催されました。それ以降ヨーロッパを中心に世界聖心同窓会(AMASC)の結成が呼びかけられ、日本は、その動きに応えて、1966年、日本の窓口として、国内の統合同窓会(JASH)を創設しました。
以来、国内においては、別々に活動する8同窓会間の情報交換や交流を円滑にし、それぞれの活動を盛り立てると同時に、全同窓会の協力体制を敷いて活動しています。また、日本で100年以上に及んで私たちに貴重な教育を授けてくださった聖心会のシスター方及び先生方に感謝の念を表し、お役に立てるよう努めています。
またAMASCに対する日本の窓口としての活動も重要な役割です。AMASCへの定期的な活動報告や世界大会への参加をはじめ、AMASCの運営に対する意見、提案を積極的に行うことで、AMASCの運営にも協力しています。

 

世界聖心同窓会(AMASC)とは

世界聖心同窓会(AMASC)は世界37カ国の聖心同窓会が所属する同窓会の統合組織です。“AMASC”は、”Association Mondiale des Anciennes et Anciens du Sacré-Coeur”の略です。世界でも唯一のグローバルな同窓会組織と言えるでしょう。
1965年ブリュッセルで開かれた国際大会に於いて国際組織AMASC創立への合意が得られ、一年の準備期間の後、翌1966年に正式に発足し、第1回AMASC世界大会が開催されました。以後、4年に一度世界各地で行われています。JASHは、AMASCとの関係を深める中、1986年3月、「異文化間の対話」というテーマの下に第8回世界大会を東京で開催しました。これは、アジアで初めてのAMASC世界大会でした。JASHは、その開会日を記念して、3月16日を「JASHの日」と定め、翌年から毎年3月16日近辺に、日本の聖心ファミリーの集いを催しています。
世界大会では、ミサ、各国会長会議、講演、ディスカッション、現地の学校訪問などが行われます。各国会長会議で、AMASC会長以下執行部及び役員が選出され、4年交代で運営に当たります。

日本の聖心各姉妹校の卒業生は皆、JASHの会員であり、同時にJASHを通じてAMASCにも所属しています。2019年度 AMASC JASH ツリー(2020年3月訂正)文言無し

※1 2009年11月10日の宮代会理事会において、1995年の合併を確認
※2 2003年5月24日の小林みこころ会総会を以って、小林みこころ会とバラ会は合併した
※3   2019年8月24日の真理茂会総会を以って休会を決定した。

JASHの活動

JASHは、現在日本国内にある8つの聖心同窓会の交流をはかっています。同時に日本で100年以上教育活動を行ってこられた聖心会の活動を支援する役割もおっています。またJASHは積極的にAMASCの活動に参加しています。

固定ページJASHについて(2020年3月改訂)

JASH委員会

JASHには、それぞれ目的を持って活動している3つの常設委員会があります。

・ホスピタリティ委員会

・JASH-AMASC委員会

・資料委員会

なお1988年、聖フィリピン・デュシェーンの列聖を記念して発足した聖フィリピン・デュシェーン列聖記念事業委員会は、2009年3月をもってその活動を終了しました。
また、1986年にAMASC東京大会開催を記念して1986年に設立されたAMASC東京大会記念基金委員会は、2018年3月をもって、その30年に及ぶ活動に終止符を打ち解散いたしました。
このほか、AMASC世界大会に向けてのスタディグループが、最長4年の臨時委員会として結成されます。

ホスピタリティ委員会

1966年のJASH発足以来、AMASCのホスピタリティネットワークの一環として活動しています。
委員会は、委員長、書記、会計他の数名の体制ですが、JASHボランティアなどの協力を得て、海外からのAMASC、聖心関係者来日に際して、歓待し、便宜をはかっています。その他、主な活動として、毎年3月の「JASHの日」の昼食会を準備し、会員の楽しい交流の場を演出しています。
JASHホスピタリティ委員会は、常に聖心関係者のニーズに応えられるように、在学中に学んだホスピタリティの精神を発揮しています

JASH-AMASC委員会

AMASC東京大会記念基金委員会の流れを汲み、その志を受け継ぎ、若い同窓生(ヤング・アラムネ)のJASH、AMASCへの意識を高め、同窓会活動への参加を奨励することを目指した活動を続けます。

資料委員会

歴史的資料を通して、聖心会創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの精神を次の世代に伝えていくことを目的として活動する委員会です。1990年、AMASCコスタリカ大会に向けて活動していたJASHスタディグループの提案により、聖心の貴重な資料の散逸を防ぐために発足しました。

<主な活動>
日本国内の聖心各学校や同窓会に関する歴史的資料の収集・保管
これまで写真、証書、教科書、印刷物、刊行物、制服、校章、など2300点余りの資料が集まりました。それらを整理し、一点ずつ情報を記載して目録カードを作り、さらにデータベース化も進める、という緻密な作業を地道に行っています。

各学校や同窓会などのイベントにおける資料展示
「JASHの日」
宮代祭
2016年4月23日 聖心女子専門学校「ありがとう英語科の日」
2017年3月15日 AMASC会長と韓国聖心同窓会会長、副会長を迎えて開催された「JASHの日」など多数

冊子等の制作・頒布  ご希望の方はオンラインショップにてお申し込みください。
〇年表「日本国内聖心女子学院の歩み」
1994年、4年の歳月をかけて制作した年表を発行し、その後2回改訂を行っています。この度2018年度版が完成しました。(A3判・A4判あります)
〇冊子「語りつぐこと」第1集、第2集
活動の一つとして行ったシスタースや先生方、同窓生への「聞き取り」の一部を冊子にまとめました。好評のため一旦完売しましたが、現在、第2集のみ頒布しています。

学校時代の資料の提供にぜひご協力ください。

ご不明点などは「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください