第9回スタディグループミーティング活動報告

2017-11-15

第9回スタディグループミーティング活動報告

2017年10月24日(火)
於:聖心女子大学構内
宮代会館 1Fホール
参加者 33名

 最後のミーティングとなった今回は、各グループがそれぞれのテーマに沿って約2年に亘って活動してきた成果を発表しました。またAMASCからの4つの呼びかけについても各グループが選んだテーマについての纏めを発表しました。関西支部からの活動報告も発表しました。
 この活動に多くのお力添えを賜ったシスター新庄、シスター田中にご来席頂き、大変実りの多い会となりました。
 AMASCからの呼びかけの纏め(和文)は、こちらに掲載されております。英訳された纏めはAMASC本部へ送りました。

 

第1グループ 「ソフィのお言葉」 
 ‟The Wisdom of Madeleine Sophie Barat”(聖心会アメリカ・カナダ管区発行の日めくりカレンダー)を日本語に訳し、日めくりカレンダー「聖マグダレナ・ソフィアのお言葉」(日本語訳)を作ることに決めました。
 正確に、明確に、解かり易くをモットーにお言葉集・聖書を参考にして翻訳に努めました。
 数回の会合を開き、メンバーから多くのご意見やご要望をいただき検討を重ねて原稿を作成し、その原稿の最終段階に入った時点で、シスター田中玲子に添削をお願いしてカレンダーの製作準備にはいり、10月末に構想が出来ました。
 このカレンダーから聖マグダレナ・ソフィア・バラの聖心会創立の志を少しでも汲み取り、手元に置いていただき日常生活の糧となればと願っております。

第2グループ 「激動の時代を生きた聖女の軌跡」
 パワーポイントを使って、マザーバラの旅の行程を地図上に再現し、生涯の軌跡を辿りました。女性が男性に比べて劣等とされていた時代、その上フランス革命から続く社会の激動期に、マザーバラは旅を通して、その時代を肌で感じ、聖心会を目覚ましく発展させました。神に選ばれた方とも見えますが、修道会内部の対立や組織の運営などに、心身を痛められるお姿は一人の等身大の女性のものでした。
 困難にあっても神へのゆるぎない信頼のうちに耐え抜き、自らが決めた道を静かに進んでいく創立者のお姿こそ、私たちに残された遺産と考えます。

第3グループ 「聖心の教育と私たち〜そのスピリットの後継者たち〜」
 私たちの発表は、まず数名の卒業生のご活動を PPデータを使ってご紹介しました。そしてその中のお一人、荘保共子さんのご活動のドキュメンタリー映画と、ご本人の講演会を企画し、その準備過程で私たちが再確認した聖心スピリットについて述べました。さらに聖心姉妹である私たちは いつどこでも互いに行動を伴った励ましと祈りに支えられているということが強みであり、それは聖マグダレナ・ソフィアのレガシーであるということの気付きに至ったことを報告いたしました。

スタディグループミーティング
委員長 新井 協子