Oak Leaves 日本語訳「樫の葉」

2018-10-15

Oak Leaves

 

Oak Leaves
日本語訳「樫の葉」

 

フィリピンの姓である”デュシェーン”は、”樫の”という意味があります。このため、私たちは、いつもフィリピンを樫の木と関連づけてきました。樫の木には、葉先が丸くなっている白い樫の木と、もうひとつの主だった種類の葉先が尖っている赤い樫の木があります。
昨年、私が黙想をしていた小屋は、この白と赤の両方の樫の木に囲まれた木立の中に立っていました。この小屋は、アボリジニの男性が建てたものでした。このような環境の中で、2016年の聖心会総会の呼びかけのことに心を巡らせつつ、私は、2枚の白い樫の木の葉の間に育つ赤い樫の木の葉を描いている自分に気付きました。

フィリピンは、1818年に、大嵐の中を船で2ヶ月以上かかって海を渡り、非常に困難な旅をしたのでした。このフランス人の婦人は、フランス語しか話すことが出来ずに、地理的、文化的、精神的、社会的な辺境に挑みながら、神の呼びかけに深い信仰の力で答えていたのでした。

私の描いたこの絵は、私たちに一体何を語りかけているのでしょうか?2枚の白い樫の葉は、真ん中の赤い樫の葉が育って行くのを助けています。フィリピンは、新しく、しかも異質の辺境の地に踏み入る私たちを守り、祝福してくださっているのです。今、私たちが切り開く場所は、フィリピンの生きていた時代のそれとは、ずいぶん異なっているかもしれません。私たちは、心を大きく開き、必要とされている所でじっと耳を傾け、耳を澄まして良く聴くことを求められているのです。
ある人は、遠くの地に呼ばれるかもしれません。しかし、新しい開拓の場所は、もしかしたら、あなたが今居る場所にあるのかもしれません。
正義と平和を護りながら人生の意味を探し求めている人々、貧困や暴力、環境悪化などの理由で傷ついた人々と共に、そこにある生活を共にし、共に歩むことに私たちは呼ばれているのです。
この絵の中で、聖フィリピンデュシェーンは、「勇気を持ちなさい。信仰を持ちなさい。」と言われています。
ポトワトミの人々に「常に祈る婦人」と知られていたこの聖なる婦人は、今の時代に挑戦して行く私たちと、いつも共に祈って下さっているのです。

 

文:マリアンヌ タヴァレス   RSCJ   英国 ー ウエールズ管区
画:マリアンヌ タヴァレス
訳:崎川由美子

 

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